イチロー選手は子供の頃のヒーローだった

本日東京ドームで行われたメジャーリーグ開幕戦アスレチックス対マリナーズの試合、イチロー選手は45歳にして開幕戦にスタメン出場を果たしましたね。

結果は2打数ノーヒット途中守備に就くタイミングで交代になりました。恐らく3月22日に行われる試合がメジャーラスト、もしかしたら現役最後のゲームになるかもしれません。

僕は1989年産まれでイチロー選手は1992年にプロ入りしているので、幼少期からイチロー選手の活躍をリアルタイムで見てきた世代です。

当時日本のオリックスに所属し入団2年目の1994年に当時の日本新記録となるシーズン210安打を放ち一躍大スターとなりました。当時僕は5歳でしたがイチロー選手がテレビに取り上げられてた記憶がハッキリと残ってます。

そこからの活躍は言うまでもなく、巨人ファンの僕も父にお願いしてオリックスの帽子を買ってもらい学校に被って登校していました。

当時流行してた野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」でもイチロー選手の能力は別格でストライクゾーンよりミートカーソルの方が大きかったくらいです笑

日本で大活躍を続け2001年にアメリカメジャーリーグへ移籍。当時アメリカで日本人野手の挑戦は前例が無く非力と言われ活躍は難しいという評価でしたがシーズンが始まると大活躍。アメリカで10年連続200安打、年間262安打という世界新記録まで樹立しましたね。

当時中学生だった僕も毎日ニュースのスポーツコーナー取り上げられるイチロー選手の成績をチェックするのが日課になり楽しみの一つでした。

あれから月日が経ち2019年現在僕は29歳になり高校、社会人なりに大きな環境の変化をいくつも経験してきましたがイチロー選手は未だにメジャーリーガーであり未だにヒーローであり続けてます。

日本には「継続は力なり」ということわざがありますが、イチロー選手はまさにそれを体現している選手です。

子供の頃は純粋に凄い成績を残すイチロー選手を見るのが楽しみでしたが、今は「イチロー選手が継続して積み重ねてきた努力がどこまで年齢に打ち勝てるのだろう？」といった目線でみて勇気をもらってました。

メジャーリーグは完全実力の世界。どれだけ過去に凄い選手であっても今チームに必要なければ容赦なく切られる世界です。その為、一般的に衰えが見える30代後半の選手はほとんどがクビか引退に追い込まれる中、イチロー選手は45歳まで現役を続けています。

しかし最近のイチロー選手のプレーからは流石に衰えを感じます。正直メジャーリーグで戦力として戦えるレベルではなく、チームとしても少し能力が劣ったとしても将来性を買って若い選手を起用したいという思いもあるでしょう。

それはイチロー選手自身も分かっているはずです。

その中で2019年シーズン開幕戦は母国日本で行われました。オープン戦で全く結果が出なったイチロー選手はスタメン出場。恐らくこれは球団が用意した最後の花道、事実上の引退試合と言えるでしょう。

ただ個人的には日本人のイチロー選手が母国で最後の試合を終えるのもいいと思いますが「マリナーズのイチロー」としての最後はやはりホームであるシアトルで行われて欲しいと思います。シアトルのファンも最後に功労者のプレーを目に焼き付けたいはずです。ただ何度も言いますがメジャーは完全実力の世界。ぜひ3月21日の開幕第2戦でなんとか活躍し自分の力でシアトルで最後の花道作れる様に頑張ってもらいたいです。

皆さんの子供の頃のヒーローは誰ですか？アイドルかもしれないし戦隊ものキャラクターかもしれません。大人になると昔のヒーローって忘れがちになりたまに思い出す程度になると思いますが、僕のヒーローは僕が29歳になってもまだヒーローであり続けてます。すごく贅沢で幸せな思いをさせてくれるイチロー選手には感謝しかありません。

そして引退してからのイチロー選手がどんな人生を歩むのかも楽しみですね。30代以降の僕にとってもヒーローであり続けてくれる事を願っています。

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